本日の1枚　－　アンティーク・カシミールショール　（部分）　＜ギャラリーチューリップ＞

カシミール・ショールパネルの一部（1８００年頃）
紺地に色とりどりの花々が咲いた大きなﾎﾞﾃのボーダーと、やはり大型のﾎﾞﾃのフィールドが華やかな逸品です。
初期のカシミールのショールを織るのには数年かかったと言われていますが、殆どは中央部分が無地になっています。
小花や様々な文様が織り込まれたものは、より手が込んでいる分時間と労力を費やした事と考えられ、この様に大型のﾎﾞﾃが埋め尽くすものはかなり珍しいものです。
権力者が自慢げに身に付けたであろうこのショールも、大型のパネルとしてのみ伝えられました。