ペルシャ・テルメの一部分 (18世紀)
カシミールショールと同じ綾綴れ織で織られた大型ショールの一部分です。
とても珍しいデザインのボテ文様が並んでいますが、1つ1つの大きさが大変大きく迫力があります。
通常、これほどの大きさのボテはショールの最後の部分に織り込まれるものですが、フィールドに並んでいて大変珍しいものです。

カシミールショール、ペルシャテルメ、双方ともジャガード織りが主流になった頃から徐々に作られなくなりました。
染織技術で製作に大変な時間とスキルが必要なものが色々と姿を消しましたが、これもその代表的な織物と言う事ができます。
迫力のある構成と紺地に静かな色合いで作られた逸品。


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