コーカサス・平織りカバー裂(19世紀)
ヴェルネやシャッダと呼ばれる、平織りウール地に追加緯糸で刺繍の様に織り上げたタイプのもの。
通常カバーやバッグ、動物飾り(馬掛など)に用いられます。
これはフラグメントなので何とも言えませんが、恐らくカバーだったと思います。

コーカサス地方で上質なこの様な織物が作られていました。
これは恐らくカラバあたりのものと推測します。
絨毯やキリムとはまた違ったタイプで、婚礼や出産などの人生でのイベントに用いられる事が多いものです。
フラグメントですが、本当に美しい織物です。


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