トルコ・絹と銀糸の刺繍裂(19世紀)
オスマントルコ時代、この様な豪華な刺繍の施されたタオルなどが沢山作られました。
当然これで身体を洗うというよりは、ハマム(公衆浴場)で着飾ったり少し使う用のおしゃれ小道具の意味合いが強いものです。
独特の刺繍で、このような草花や建物、木など身近なモチーフが用いられました。

この写真のものはトルコ、或いはオスマントルコ統治下のギリシャで製作されたと思われるものです。
この裂と他の刺繍などと組み合わせて1枚の正方形のカバーに作り直されています。
この様に色々な刺繍布を組み合わせたカバーやミヒラーブが形作られた長方形の壁掛けがギリシャで作られました。


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