ペルシャ・絹織物の一部分(20世紀前半)
幅の細い機で織ったものを繋げて1枚の布としての完成品にする、少しジャジムに似た作り方です。
絹の平織り地に色々な色糸で文様を織り出してあるものです。
現在研究中の題材の1つですが、殆ど知られていない大変数の少ないタイプの織物で、ある一地方の村だけで作られてきました。

この写真の布にはばっちりと化学染料が使われていますが、もう少し古いタイプのものでもカラフルさにおいては同じでした。
古典的、または古代のと言っても良い様なモチーフが散りばめられた独特なタイプで、類似のものが他地域にはありません。
デザイン的にも力強く、また可愛い布ですが、歴史的にも大変興味深い布の1つです。


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