中国・清朝道教の僧侶の儀式用衣装の裾部分に使われた刺繍の一部分(18世紀末)
濃紺のサテン地に様々な技術の刺繍を施したものです。
中国では明朝初期までされたインターレースステッチが、何故か道教の刺繍にのみ清朝でも見ることが出来ます。
ふんだんに金箔が使用されて重量感もある布となっています。

このタイプの刺繍布は道教の高僧の儀式用衣装の裾部分に付けられました。
道教の世界観が全体に展開されている、美しくも不思議な刺繍布です。


Copyright (c) 2005-2007 Gallery Tulip. All rights reserved.