ウズベク・コットン地絹刺繍掛け布(?)一部分(19世紀後半)
アンティークのテキスタイル、特にオリエンタルのものに興味のある方ならスザニというものはご存知でしょう。
スザニはウズベキスタンの染織品の中でも、最も認知度と人気の高い刺繍の布です。
その殆どはかなり大型のタイプとなりますが、この写真のタイプの刺繍は殆ど紹介されることの無い数の少ないものです。
手織りの木綿地に絹刺繍が可愛らしくされています。
小型の長方形のもので、スザニの大きな花柄などの華やかな刺繍と違い、素朴ですが古典的なデザインが用いられています。
抽象的な表現ですが、迫力があるのではなく、優しく可愛らしいほっとできるような印象を与える品です。


Copyright (c) 2005-2007 Gallery Tulip. All rights reserved.